プログラム
特別講演
子ども虐待の発生メカニズムと影響を探る
演者:黒田 公美(東京工業大学 生命理工学院 教授)
ICD-11におけるcomplex PTSD:
児童期マルトリートメントの短期・長期的影響
- 演者:
- 大江 美佐里
(久留米大学保健管理センター/久留米大学医学部神経精神医学講座 准教授)
共催講演
子ども虐待の危険因子という視点からみた親のパーソナリティ特性や神経発達症特性
- 演者:
- 辻井 農亜(富山大学附属病院こどものこころと発達診療学講座 客員教授)
- 共催:
- 武田薬品工業株式会社
子育てに役立つ漢方
- 演者:
- 小川 恵子(広島大学病院 漢方診療センター 教授)
- 共催:
- ミヤリサン製薬株式会社
教育講演
成長・体格の異常を見逃さない:疾患と養育環境問題の早期発見の鍵
演者:山本 幸代(産業医科大学医学部 医学教育担当教員 教育教授)
救急外来の関わりが子ども支援につながるには
〜子育て支援の全体像から具体的な声かけまで〜
演者:中村 俊一郎(慶應義塾大学医学部 小児科)
体重増加不良の中に潜む鑑別が重要な小児の消化器疾患
演者:水落 建輝(久留米大学医学部 小児科学講座 主任教授)
歯科受診行動や口腔症状を通して考える子ども達の生活環境
演者:岡 暁子(福岡歯科大学 成長発達歯学講座 成育小児歯科学分野 教授)
こども達の代弁者となるために
~子ども虐待と骨・軟部組織超音波検査~
演者:小野 友輔(北九州市立八幡病院 小児臨床超音波センター センター長)
性暴力被害者支援における産婦人科医の役割
演者:坂井 邦裕(福岡県済生会福岡総合病院 婦人科 顧問)
虐待対応で知っておきたい凝固異常
~家族に不要な負担をかけないために~
演者:白山 理恵(産業医科大学 小児科学教室助手・血友病センター副センター長)
国際シンポジウム
2025年8月24日 第2日目 9:00-10:30 国際会議室501
子どもの権利と虐待医学(仮)
- 座長:
- 山田不二子(認定NPO法人チャイルドファーストジャパン)
- 演者:
- 奥山眞紀子(社会福祉法人 子どもの虐待防止センター)
山口 有紗(国立成育医療研究センター・こころの診療部)
Bruce Adamson
(the Scotland's Commissioner for Children and Young People)
シンポジウム
シンポジウム1
2025年8月23日 第1日目 9:00-10:30 国際会議室501
「周産期のメンタルヘルスケアと子どもの虐待予防」
- ・中村俊一郎
- (慶應義塾大学医学部児科)
- ・山下 洋
- (九州大学病院子どものこころの診療部)
- ・谷崎 瑛里
- (福岡赤十字病院小児科病棟)
- ・橋本 香織
- (福岡赤十字病院小児科病棟看護師長)
- ・児玉 春菜
- (福岡赤十字病院産前・産後センター)
- ・菊本絵万里
- (社会福祉法人 福岡県母子福祉協会 産前・産後母子支援センター Comomotie (こももティエ))
新しい命を迎えることは、それまでの生活基盤や家族関係を大きく変化させる。育児の原点ともいえる周産期の支援は虐待予防において重要な役割を担っている。虐待の背景要因が多岐にわたる現代社会において、リスクのある妊産褥婦を見逃さずに周産期から切れ目なく関わり続けることで虐待を予防する取り組みについて考える。
シンポジウム2
2025年8月23日 第1日目 10:40-12:10 国際会議室501
「スペシャルニーズのある子どもたちの居場所をデザインする
~周産期と地域での実践~」
・荒木 俊介(はぐむのあかりクリニック)
・勝連 啓介(発達相談クリニックそえ~る)
・網塚 貴介(青森県立中央病院)
・丸山 有子(いまきいれ総合病院)
・金原 洋治(かねはら小児科)
・金子 淳子(金子小児科)
医療的ケアや神経発達症などスペシャルニーズのある子どもたちは不適切な養育を受けるリスクが高く、支援が必要な家庭が少なくない。周産期センターや地域の小児科医の取り組みを紹介し、子どもたちが安心して成長できる居場所づくりを考え、拡げるきっかけとなることを目指す。
シンポジウム3
2025年8月23日 第1日目 13:50-16:20 国際会議室501
「気になった!さあ、どうしよう?―看護師にできる養育者支援―」
・梶原 陽子(福岡赤十字病院)
・長友 太郎(福岡赤十字病院)
・定栄 千佳(福岡赤十字病院)
・黒川美智子(くろかわみちこ小児科クリニック)
子ども虐待予防・対応において、子どもとその親への支援は小児看護の重要な役割のひとつである。しかし養育者支援の視点でいうと、現場では難しさを抱いている現状にある。そこで本シンポジウムでは、各施設の取り組みの現状と課題を共有し、看護師にできる養育者支援の在り方について考えていく場としたい。
シンポジウム4
2025年8月23日 第1日目 16:30-18:00 国際会議室501
「虐待の背景で押さえておきたい精神医学
〜親の精神疾患から希死念慮の対応まで〜」
・松岡美智子(久留米大学神経精神科)
・菊地 祐子(神奈川県立精神医療センター)
・箱島 有輝(国府台病院児童精神科)
・石田 哲也(久留米大学神経精神科)
・千葉比呂美(久留米大学神経精神科)
・吉村 裕太(福岡大学精神神経科)
精神疾患を持つ親と共に暮らす子どもの置かれる立場や影響について概説し、不安障害・アディクション(依存症)・発達障害と子育てへの影響について事例を交えて解説する。支援者が迷いやすい子どもの希死念慮に関する考え方や対応を学び、子どもの状況に気づいた大人に何ができるのか具体的な方策を検討する場としたい。
シンポジウム5
2025年8月23日 第1日目 9:00-10:30 中会議室502+503
「教えて!医療現場の法的対応」
・一宮里枝子(福岡県福岡児童相談所)
・久保 健二(福岡市子ども総合相談センター)
・根ケ山裕子(名古屋市西部児童相談所)
・森吉 研輔(北九州市立八幡病院)
児童虐待対応において、病院は児童相談所から意見や書面を求められることは少なくない、児童相談所は何を求めているのか?といった疑問や、そのほかにも子どもと保護者の面会はどう対応するべき?など日々感じている疑問、そして、この先、民法改正によって訪れる父母の共同親権など、医療現場での児童虐待対応における法的対応に対する疑問や課題を、児童相談所の弁護士と共に検討し、より理解を深めていきたい。
シンポジウム6
2025年8月23日 第1日目 10:40-12:10 中会議室502+503
「被虐待児の診療録記載のポイントと開示請求への対応」
・丸山 朋子(大阪府立病院機構大阪急性期・総合医療センター)
・石倉亜矢子(函館中央病院小児科)
・本山 景一(茨城県立こども病院救急集中治療科)
・橋倉 尚美(愛仁会高槻病院)
・福田 育美(四国こどもとおとなの医療センター地域医療連携室)
・根ケ山裕子(名古屋市西部児童相談所)
被虐待児診療では、子どもや保護者の言葉をそのまま記録することが重要とされています。診療録には多職種の記録とともに、院外関係機関との会議内容なども記録されていますが、裁判において診療録の一部が切り取られ、誤った解釈がなされるケースや、保護者からの診療録開示請求が行われ、医療機関批判に利用される懸念もあります。診療録記載方法や開示請求対応を多職種で議論しましょう。
シンポジウム7
2025年8月23日 第1日目 14:50-16:20 中会議室502+503
「性虐待診療最前線と課題」
・調整中
シンポジウム8
2025年8月23日 第1日目 16:30-18:00 中会議室502+503
「医療と児童相談所の連携~児相が求める連携とは?」
・石倉亜矢子(函館中央病院)
・森吉 研輔(北九州市立八幡病院)
・一宮里枝子(福岡県福岡児童相談所)
昨今、児童虐待対応において他機関・多職種による連携は欠かせないものとなっており、特に、児童相談所と医療の対応が児童の生命・身体を守る大きな要となるケースも少なくない。しかし、立場の異なる機関が連携しあうには様々な課題が伴う。福岡県内の3児童相談所から医療連携が必要とされた事例を紹介し、各機関ができること、できないこと、そしてお互いが求めあうものを確認しつつ、医療と児同相談所の連携体制の在り方について追求したい。
シンポジウム9
2025年8月24日 第2日目 13:10-14:40 国際会議室501
「気づきから始まる看護師業務とシステム化の工夫」
・調整中
シンポジウム10
2025年8月24日 第2日目 14:50-16:20 国際会議室501
「子ども虐待における拠点病院とチャイルド・アドボカシー・センター」
・調整中
シンポジウム11
2025年8月24日 第2日目 9:00-10:30 中会議室502+503
「重篤事例急性期の現状と捜査機関との連携(小児救急・集中治療の現場から)」
・安 炳文(京都第一赤十字病院救急科)
・武藤雄一郎(熊本赤十字病院小児救命救急センター)
・起塚 庸(高槻病院小児集中治療科)
・黒澤 寛史(兵庫こども病院小児集中治療科)
・賀来 典之(九州大学小児救命センター小児集中治療科)
重篤な小児虐待事案に対する小児集中治療室(PICU)と警察の連携をテーマに、西日本4か所のPICUが直面する現状とその取り組みを紹介します。急性期対応における情報共有や課題を掘り下げ、医療と捜査機関の効果的な連携体制の構築を議論し、虐待急性期対応のさらなる向上を目指します。
シンポジウム12
2025年8月24日 第2日目 14:50–16:20 中会議室502+503
「子ども虐待に対応する医師に求められる医師像とは?」
・古野 憲司(福岡赤十字病院小児科)
・仙田 昌義(総合病院国保旭中央病院小児科)
・米山 法子(市立秋田総合病院小児科)
・岡田あゆみ(岡山大学病院小児心身医療科)
・橋倉 尚美(愛仁会高槻病院)
子ども虐待対応に求められる医師像を探るセッション。仙田昌義先生(国保旭中央病院)がBEAMS(医療機関向け虐待啓発対応プログラム)の歴史を、米山法子先生(秋田総合病院)が今後の展望を解説。岡田あゆみ先生(岡山大学)は小児科・虐待専門医の専門性を、橋倉尚美さん(高槻病院)は看護師が求める虐待専門医像を語ります。多角的な視点から、より良い虐待対応のための医師のあり方を議論します。